2025年3月5日
【資格合格体験記 第6回】LinuC レベル1/レベル2
どうも、久々の更新になりますN.Mです。
ホームページのリニューアルをしておりまして、活動報告ページの更新が少々止まっていました。
リニューアルといってもデザイン面ではなくセキュリティ周りの強化をしておりました。
その辺は追々語るとしまして・・本年一発目の活動報告として弊社のA.Sさんの資格合格体験記をご紹介します。
<取得した資格を教えてください。>
LinuC レベル1/レベル2
<どんな資格ですか?>
Linux※の知識や技術を認定する資格です。
レベル1 初級
-基本的なコマンド操作(コピー、ファイル編集など)
-ディレクトリの構造
-ファイルシステムの管理
-ユーザ管理など
レベル2 中級
-ネットワーク設定
-システム運用
-セキュリティ設定
レベル3 上級
-セキュリティ設計
-運用設計
-仮想化技術
LinuCの各レベルの認定を受けるには2回のテストに合格しないといけません。
レベル1の場合、101試験+102試験
レベル2の場合、201試験+202試験
※Linuxとは…コンピュータを動かすためのオペレーティングシステム(OS)の一種でWindowsやMacOSのようなOSと同じカテゴリです。
パソコン以外にスマートフォンやサーバー、IoTデバイス(冷蔵庫やスマートスピーカーなど)で使われています。
<受験した理由は?>
最初のレベル1は転職前のIT企業にいた頃、実力試しとして受験するように当時の上司から言われて受験しました。
IT業界に足を踏み入れた初心者だったのでどこまで頑張れるのか見たかったそうです。
レベル2は、レベル1の資格保有有効期限が近かったことや、客先でサーバー構築の仕事をしていたこともあり構築やシステム運用について体系的に学ぶちょうど良い機会として受験しました。
<どれくらい勉強しました?>
レベル1を受験した当時は会社の研修期間中でしたので時間や気持ちに余裕があり1か月程度でした。
レベル2は、合格するまで半年以上、あまり記憶に無いのですがもしかしたら10カ月はかかったかもしれません。
実は1度不合格になっています。(明らかに勉強不足でした。)
現場に出て業務を行いながらスキマ時間に勉強したのでだいぶ時間が掛かかってしまいました。
<勉強方法について教えてください。>
レベル1 、2両方とも勉強方法はほぼ同じです。
まずは使用した教材を紹介します。
使用教材:1週間でLpicの基礎が学べる本 インプレス
レベル1受験時受験当時はLinuCではなくLpicという資格でした。
初めてLinuxに触れる人の為に、Linuxで何ができるのかざっくりまとめられています。
難しい解説は無く読みやすかったです。
使用教材:Linux教科書 LinuCレベル1 翔泳社
通称小豆本。出題範囲を全て網羅し細かい解説とコマンド実行結果まで記載されています。
実際の現場でこの本を手元に置いている人を見かけるくらい実務と試験対策で役立つテキストです。
使用教材:Linux教科書 LinuC レベル1 スピードマスター問題集 翔泳社
通称白本。分野ごとの練習問題と模擬試験という構成で試験対策として使いました。
あずき本の練習問題よりやや難易度が高いですが、一度この本の問題を解いておくと本番の試験で少し安心できると思いました。
使用教材:ping-T
https://mondai.ping-t.com/
試験範囲を網羅した問題集のウェブサイト。Linux以外にもCisco、ITパスポート、HTML、AWSといった資格試験用の問題集があります。
資格によっては有料ですが、600問近くの問題が揃っていたり、問題の解説が読み応えあるので試験勉強のメインで利用していました。
(選択問題において不正解の選択肢の理由も記載されているので理解が深まる)
■勉強の手順
①あずき本を読み概要を掴む(一分野単位)
② 読んだ範囲までping-Tの問題を解いてみる
⇒最初は敢えて「あずき本」を見ながら解き、膨大な量の問題に慣れるところから始めました。
③ ping-Tの問題を解いたら解説を読む
⇒このとき、大事なポイントと思ったら紙の付箋にメモしてあずき本に貼り付けました。
④ひととおり出題範囲を読み終えたらひたすらPing-Tを解く(分野別問題)
⇒1つの問題に対して2回連続正解なら”金”、1回正解で”銀”、未実施や1度間違えたら”銅”と、
解答数と正解数が視覚的に分かるように記録されるので苦手傾向にある分野を重点的に勉強しました。
試験までになるべく全部の問題を金にさせるくらい繰り返し問題を解き、間違えやすい問題は解説をメモしました。
⑤試験日が近づいてきたり、分野別問題の正答率が85%を超えたあたりでPing-Tの模擬試験モードで解く
⑥試験直前は「白本」の模擬試験を解く
⇒他の受験者の合格体験記を読んで白本も解いておくようにしました。
白本で出題されている問題がそのままもしくはかなり近い形で実際の試験で出題されたことがありました。
一度やっておいてよかったです。
<試験本番について教えてください。>
当日は事前の案内通り、10~15分前に到着し試験会場で受付を行います。ここで試験レポートで使う為の顔写真を撮りました。
試験当日はあずき本もしくはメモした付箋を貼り付けたルーズリーフを持って行き、電車内で読み込みました。
待合スペースが狭かったりしてなるべく直前で来るように案内されるため会場の受付から試験開始まであまり時間はなかったです。
試験はほぼ選択問題、1-2問入力問題です。
1-2問、初めて見聞きする単語、機能の問題が出題されましたがPing-Tを解いていれば分かる問題が多かったです。
また、周りに他の受験者もいましたがヘッドホンで周りの音をシャットアウトすることが可能だったので集中できました。
<合格後の感想は?>
ping-Tをひたすら解く時期が一番辛かったのですが、その分合格したときの達成感は何よりも勝りました。
Linuxは今でも実務で運用や構築をしており、勉強した知識が確実に役に立っています。
勉強しておいてよかったと思える資格の1つになりました。
<今後の抱負>
最近AWSに関わる機会が増えてきたので勉強目的に試験を受けようと計画しています。
AWSを優先する予定ですが、その次はLinuCレベル3に挑戦したいと思います。